1.点字楽譜との出会い

最初は、1994年4月18日の朝日新聞の記事を見たときでした。「ボランティアで楽譜の点訳を行っている。作成するのも大変だが、校正をするのがさらに大変で、大きな楽譜は半年もかかる。」と点訳グループ代表の方が話されていました。コンピュータのプログラマをしている私は、新聞に載っていた住所がたまたま近所で、なんとなく興味がわき、点字入門本を1冊にわか勉強して、ご様子を伺いに行きました。伺った先はアパートの1室で、膨大な点字印刷物に囲まれて、数台のパソコンがありました。初めて見た「点字ワープロ」と言われているソフトは点字を画面いっぱいに表示していました。「五線譜の記号を点字に頭で置き換えて入力し、また五線譜に頭で置き換えて校正しています。何回もチェックが必要です。五線譜が点字と同時に表示されれば、どんなにいいか。。。」「それ、やってみましょう!」これがすべての始まりでした。

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